機械学習で使われるPythonとは?!
たくさんの言語がある中で機械学習に使われているPythonは近年特に人気が高まっていて、IBMが公開した資料「The Most Popular Language For Machine Learning Is …」によると、Pythonは2016年にJavaを超え、現在もっとも人気のある言語となっています。
Pythonが機械学習に使われる理由はいくつか存在します。
①信頼性
Pythonはプログラミング言語として多数の企業に利用されています。
今はやりの以下のサービスにも使われているんです。
・YouTube
・Instagram
・Dropbox
このように有名な多数の企業に利用されているPythonは信頼性を持っています。
②Pythonベースの多くのライブラリやフレームワークが存在
機械学習では主にPythonが用いられますが、すべてをPythonで行う訳ではありません。
たとえばnumpyやpandasなど、さまざまなフレームワークを用いて機械学習を構築しています。
Pythonに少し触れたことがある人はnumpyやpandasという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
フレームワークの機能はPythonをベースとしたものが豊富に存在するため、効率的な機械学習モデルの構築が可能となっています。
③シンプルでわかりやすい
Pythonは、少ないコード量で簡単にプログラミングすることができます。
またほかの言語と比べ、他人が書いたコードの可読性が高いため、コードの理解や上書きがしやすく、効率的に開発することができます。
Python学習にオススメのサイトとは?!
①Aidemy
Pythonの入門からディープラーニング、自然言語処理などのAIに関する技術まで、実際にコードを書きながら学習できる初心者向けのサイトとなっています。
プログラミング初心者にとって敷居の高い、環境構築が不要。
ブラウザのみで学べるため、気軽にスタートできる点が特徴です。さらに、機械学習の実装方法を説明したテキストが用意されており、数学的な知識がなくとも演習が可能です。
②Udemy
アメリカ発の動画を使ったオンライン学習プラットフォームです。
世界中の42,000人以上の講師が10万以上のコースを提供しており、Pythonのコースも初心者からエンジニア用まで豊富に存在します。
2015年より日本ではベネッセコーポレーションが提携して運営しており、日本語のコンテンツも多く提供されています。
ちなみに私も講師としていくつかのコースを販売しています。
⇒石野のUdemyコース
③Progate
これは一番よく知られているプログラミング初心者向けのオンライン学習サービスかもしれませんね。
「初心者でも挫折せずに学べるサービス」を追求しており、プログラミング初心者が最初に使うのに最適なサービスです。わかりやすいスライドを用いて、基本的な知識を学ぶことができます。
Pythonや機械学習人材の需要はどんどん高まっていく?!
経済産業省のIT企業の人材需給に関する調査によると、2018年でAI人材の不足は3.4万人であり、2030年には14.5万人にまで増加することが予想されています。
このように政府もAI人材が不足することを予想し、充足に向けた施策を早急に実施することが必要とは把握していますが、AIが新しい分野であるがゆえに育成する立場の人材も育っておらず、AI人材が必要な企業にとってはどのように人材を獲得していくかが重要な課題となっています。
現状、AI人材が充分な状態でも将来的に自社で不足することを考慮し、企業としては職場の評価や魅力アップをおこなうとともにAI人材の育成を促進することが必要です。
転職者を含み、IT人材からのスキル転換をおこなう人やスキル習得を希望する人に学びや資格取得の機会を与えるなどの支援をおこない、AI人材の育成を進めていく必要がありそうです。